猫のキャリー嫌いを克服しよう!これで動物病院への通院も安心

こんにちは!
動物看護師のSHIZUKOです。

動物病院で働いているとこんなお悩みをよく聞きます。

動物病院へ連れていきたいけどキャリーを嫌がるので連れていけない…

強引に猫をキャリーへ押し込むしかないのかな…

キャリーを嫌がるので買い替えようかな

飼い主の間違った常識が猫のキャリー嫌いを生む
猫のキャリーケースへの慣らし方教えます

この記事を書いているわたしは、猫飼育歴30年・動物看護師歴15年。現在も動物病院で勤務し、日々猫さんと飼い主さんの暮らしのお悩みを解決しています。

この記事をお読みいただき実践していただくと動物病院への通院ストレスが軽減され、慣れれば猫が自らキャリーへ入ってくれるようになります。

目次

飼い主の間違った常識が猫のキャリー嫌いを生む

キャリーが苦手で猫を捕まえるのに一苦労…
今日も病院へ来るのに〇〇分格闘しました!

こんな声をよく耳にします。

これらの飼い主さんお話を伺うとに共通点があります

  • キャリーは動物病院へ行く時しか出さない
  • 必要ない時は押し入れの奥にしまっている

皆さんはどうですか?

これではキャリー嫌いになるのも無理ありません。

だって猫さんにとったら

猫さん
猫さん

 キャリー = 動物病院 = 恐怖 

こう考えてしまうからです。

猫のキャリーケースへの慣らし方

今日から実践してほしいこと

まずはキャリーの扉を開けてリビングへ出しましょう

間違っても「さあ入って!」なんて言わないでくださいね。
そぅっと何事もないかのように置いておくだけです。
キャリーの中は猫さんがそこで眠れるようにフカフカのクッション毛布などは入れておいてください。

猫がキャリーを日常風景と思い拒絶しなくなったら第一ステップクリア!

キャリーの中におやつを入れてみましょう

おやつやごはんをキャリー内で食べられるようになったら第二ステップクリア!
さらに、なかで寝られるようになったらもう大丈夫!

猫さんにとってキャリーは

ネコ
ネコ

キャリーは安心できる所

ここまでくれば、病院へ行く時におやつを見せて、
さぁお入り!とキャリーへ誘導できるので病院への通院も楽チンです。

動物病院へ行く時は

キャリー内にはペットシーツは必須です。
もし粗相してしまった時用に予備のペットシーツも持参しておきましょう。
ペットシーツの上にはいつも使っている毛布やクッションも入れたままでOK
あとはキャリーから外が見えないようにバスタオルや風呂敷などをキャリーへ被せ目隠ししてあげると安心します。
動物病院の待合室で犬と眼があって怖い思いをしなくて済みます。

※洗濯ネットは必要か?
どうしても脱走が心配、もしくはキャリーの扉を開けたら飛び出してしまうほど暴れん坊という場合は必要です。
落ち着いてキャリーで過ごせるなら洗濯ネットはなしでも大丈夫。猫さんの性格に合わせて選択してください。

病院から帰ってきたら…

もしキャリー内で粗相してしまったりして汚れている場合はしっかりお掃除しましょう。
ハード素材のキャリーであれば、風呂場で洗えるので便利ですね。
キャリーの中にオシッコやウンチ、肛門嚢の臭いが残っていると嫌なトラウマが蘇ってしまいます。

キレイにお掃除できたらまた何食わぬ顔してリビングへそっと戻しておきましょう

わたしが愛用しているキャリーはこちら

どちらもハード素材のキャリーで、お掃除が楽チン。猫の体格によって小さい子はピコキャットキャリー、大きい子はキャンピングキャリーを使っています。

キャリーを選ぶポイント

    • お手入れがしやすいこと
    • きちんと扉にロックがかかること
    • 上下に分けられる構造であること

臭いに敏感な猫さんにはお手入れポイントは必須ですね。

扉にロックがかかることは脱走防止には重要です。特にマジックテープで開閉するタイプは猫さんが鼻で押し開けられることがあるのでなるべく避けましょう。

上下に分けられる構造は下部のみリビングへ置いてベッドにすることもできますし、診察するうえでも助かります。上部が開閉できるキャリーは点滴や注射などをキャリーから猫さんを出さずにそのままできるので重宝します。

ここまでお読みいただきありがとうごさいます。

さあ今日からキャリー嫌いを克服しましょう!

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この記事を書いた人

SHIZUKOのアバター SHIZUKO 愛玩動物看護師

ペット栄養管理士
CATvocate認定プログラム修了
猫飼育歴30年以上・動物病院勤務歴17年
愛玩動物看護師

幼い頃から常に猫がいる暮らし。
小学生の時には「将来の夢は獣医さん」と言うほど動物好き。
高校時代に進路で悩んでいた時に、資格ガイドで「動物看護師」を知る。
動物看護の専門学校を卒業後、兵庫県内の動物病院で勤務。
現在も5匹の猫と暮らしている。

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